カテゴリー別アーカイブ: 特効ツボ刺激

ひざ痛が改善するひざ裏のツボ「委中」

●腰痛や座骨神経痛などの軽減にも役立つ

ひざの裏には5本の動脈が通っています。ひざ全体が痛む、ひざの皿の奥が痛む、ひざに水がたまる、という人の多くは、これらの動脈の血流が悪くなっているようです。

ひざには細かい筋肉や靭帯が集中しているため、疲労がたまって筋肉が肥大すると、動脈が圧迫されて、血流はすぐに滞ります。この血流を速やかに改善するのが、委中(いちゅう)への刺激です。ひざの血流がよくなれば、痛みは軽減するでしょう。

委中は、膀胱経という経絡に属しているツボです。東洋医学では、ひざの痛みは膀胱経の気血の働きとかかわりがあると考えられています。委中を刺激すれば、膀胱経の気血の働きがよくなり、痛みが和らぐというわけです。

ひざを曲げると、ひざの裏側に太いシワができます。委中はこのシワの左右中央にあります。刺激は痛みがある側に行います。横座りか、イスに腰掛けた状態で、両手の親指を委中に当て、5・7・5法で刺激します(3~5分間)。残りの指をひざの皿側に回すと、力を入れやすいはずです。刺激は朝晩の1日2回行います。

東洋医学では「腰背は委中に求む」という言葉があります。これは、腰や背中の痛みには委中への刺激がよい、という意味です。委中への刺激は、腰痛や座骨神経痛などの軽減にも役立ちます。

 

 

股関節の痛みをとるツボ「環跳(かんちょう)」

●鼠径部やひざの痛みの解消にも役立ちます

股関節痛は、中高年の女性に多く見られます。原因としてよく知られているのは、変形性股関節症です。これは、股関節の軟骨がすり減り、骨が変形する病気です。そのほか、腰の疲れや股関節の亜脱臼などによっても、股関節に痛みが出ます。

亜脱臼が原因のもの以外であれば、「環跳(かんちょう)」への刺激で股関節痛は軽減できます。ただし、変形性股関節症の場合、変形そのものを治すことはできません。

東洋医学では、股関節痛は胆経という経絡の気血の働きが低下すると生じると考えられています。環跳は胆経に属するツボで、刺激すると、胆経の気血の働きが高まります。

股関節痛はたいていの場合、腰の外側に出ます。環跳は、この痛みの現れやすい箇所にあるツボです。正座したときやイスに腰掛けたときに、腰と足の境目にできる太いシワの、最も外側の端が環跳です。

刺激は、痛みが出ている側だけに行います。ただし、痛みをかばうため、反対側の足が疲れているという人は、両側とも刺激してください。

横に寝た状態で、手のひらをお尻に当てて支えにし、親指を使ってやや強めに、5・7・5法で刺激します(3~5分間)。股間節痛が強い人は、力を加減してください。朝晩の1日2回行いましょう。環跳への刺激は、鼠径部やひざの痛みの解消にも役立ちます。

 

 

腰痛の改善に効果のある特効ツボ「崑崙(こんろん)」

●ギックリ腰の予防にも有効

腰痛はくるぶしの後ろにある「崑崙(こんろん)」のツボ押しで解消でき悪化や慢性化も防げる

腰痛は、原因も痛み方も人によって異なります。例えば洗顔時など、前かがみの姿勢を取ると軽く痛む、という人もいるでしょう。胸の裏側からウエストにかけての筋肉が張り、体を反らすと痛むという人もいます。

これらは、腰痛の初期に見られる症状です。放っておくと痛みは慢性化し、痛む場所が徐々に下がっていきます。そうなる前に、崑崙(こんろん)への刺激で痛みを取り去ることをお勧めします。

東洋医学では、腰痛は膀胱経という経絡の気血の変動が原因と考えられています。崑崙は膀胱系に属するツボで、ここを刺激すれば、膀胱系の気血の巡りが整い、腰痛が和らぎます。

 

 

崑崙は、足の外くるぶしの骨の出っ張りの頂点と、アキレス腱の間のくぼみにあります。腰痛の人は、ここにしこりがあるはずです。

刺激は両足に行います。片手の親指を崑崙に当て、残りの指で足首を軽くつかみます。そのまま下(足裏方向)に向けて、2・5・2法で強く刺激します(3~5分間)。朝晩の1日2回刺激してください。夜は入浴後に行うとより効果的です。

腰痛の予防を目的とする場合は、5・7・5法で刺激します(3~5分間)。これは、ギックリ腰の予防にも有効です。

ムチ打ち症の痛みの解消にも崑崙はお勧めです。左右の崑崙を押してみて、痛みを強く感じる側だけを刺激してください。