変形性股関節症に効果のある運動

私は、かれこれ20年以上も前から股関節の痛みに悩まされていました。初めは、たまに股関節が痛む程度でしたが、年々、痛む頻度や時間がふえて、二年前には股関節の痛みで足を引きずって歩くようになったのです。女性に多い変形性股関節症でした。

そして、特に痛みがひどい左の股関節に、セラミックの人工関節を入れる手術を受けました。幸い、股関節の手術は無事に終わりましたが、手術の一カ月後に、手先や足先がしびれだしたのです。医師からは一過性のしびれだといわれましたが、しびれる範囲は日ごとに広まっていきました。

最終的には腰や足がつって、ジンジンとしびれるようになったのです。せっかく股関節の手術を受けたのに、再び歩きにくくなってしまいました。

あらためて、腰や背骨が専門の病院で検査を受けましたが、しびれの原因はわからずじまい。そこで、以前にもお世話になったことがある、大谷内輝夫先生の治療院に行きました。

そもそも、股関節の手術を受けるよう勧めてくれたのも、大谷内先生でした。先生は、自分で股関節痛を治すための本も善かれています。関西だけでなく、北海道や沖縄、なかにはブラジルからも患者さんが来る、股関節や腰の痛みのスペシャリストなのです。

先生によると、治療院に来る股関節症の人は脊柱管狭窄症でもあることが多いのだとか。私のしびれも、脊柱管狭窄症からきている可能性があるようでした。

早速、先生が股関節痛や脊柱管狭窄症の人に指導されている、しびれをおさえる運動を教えてもらい、毎日行いました。

その運動は、いくつも種類があります。私はそのときのしびれる箇所に応じて、教えてもらった体操をやるようにしています。その中で、今も毎日続いているのが、「脚長差の調整運動」と「腰の8の字ゆらし」です。

一日に一回、朝の家事を済ませた九時ごろに行います。まず、あおむけに寝て脚長差の調整運動で、股関節の位置を整え、左右の足の長さを調整します。

次に、いすに腰かけ、へそを中心に前後と左右に8の字を描く、8の字ゆらしをやります。さらに、腹筋や肛門を締める体操などを行います。

脚長差の調整運動をやるようになってからは、不揃いだった左右の足の長さが同じになりました。足の筋肉の伸ばし方がわかるようにもなったのです。また、この体操をすると、腰周りや足の筋肉の緊張が取れて、楽になるのがわかります。

8の字ゆらしをやるようになってからは、特に弱かったお尻の筋力がつきました。筋肉がしっかりつくと、体力にも自信がつきます。