視覚トレーニングで老眼鏡なしで新聞が読める

私は、若いころからずっと近眼と乱視でした。視力は両眼で0・4ですが、夜空の月が5重、6重に見えていました。

メガネはうっとうしいので、不便を感じながらも裸眼で過ごしていました。限を細めて見るのがくせになり、友人から「目つきが悪いよ」と指摘されることもあったほどです。

40代後半から飛蚊症が現れました。限の前に小さな虫が飛んでいるようで、とても不快です。50代からは老眼が進み、新聞や本を長時間読むと、眼がかすむようになりました。

眼の調子はどんどん悪くなり、数年前から痛んだり、わけもなく涙が出たりといった症状が現れました。眼科を受診したところ、ドライアイ(眼を保護する涙液が不足し、限の表面が乾いてしまう病気)と診断され、専用の目薬が処方されました。しかし、症状はなかなか改善しなかったのです。

眼の調子が悪いと、家事はおろか、何をする気にもなれません。通っていた気功教室も、指導者の動きが見えづらくなり、とても疲れるようになったのです。このままでは、生きていく気力まで失うようで、不安になりました。

そんな話を友人にしたところ、北出先生のトレーニングセンターを教えてくれたのです。

私は、早速、北出先生を訪ねました。そして、いろいろな検査をした後、眼の状態に合った視覚トレーニングを教えてもらったのです。
「眼の準備体操」や、「弓兵のポーズ」などを中心に行い、これらのトレーニングを毎日5分程度自宅で行うようにしました。

すると、1カ月たったあたりから、新聞の文字がぼやけなくなりました。さらに、駅の料金表や時刻表が、らくに読めるようになったのです。涙目や痛みなどのドライアイの症状もすっかりなくなりました。

それからも、視覚トレーニングを毎日続けています。現在は1年経過しましたが、視力は両眼で0・8に。夜空の月も、2重程度になりました。メガネをかけなくても、新聞や本の文字が読めますし、途中でぼやけることも一切ありません。

気功教室に行くと、指導者の手足の動きがはっきり見えるようになったので、通うのがますます楽しくなりました。

年齢とともに、眼は本当に大切なものだとつくづく思います。これからもトレーニングをずっと続け、60代になっても70代になっても、元気で楽しく生活していきたいと思います。