脊柱管狭窄症や座骨神経痛に「すねつかみ」はよく効きます

「すねつかみ」とは、すねの筋肉をつかんで緩めることで、筋肉や骨格のバランスを整えるというものです。2足歩行をする人間は、体のゆがみが全身を支える足に現れます。特に、バランスをくずしている人の多くは、すねの筋肉に負荷がかかり、硬くなっています。

そこで、すねの筋肉を緩めてやれば、足の筋肉や骨格のバランスが整い、腰なども含め、全身のゆがみが整ってくると考えられます。

呼吸塾代表の大橋健夫先生の姉は、このすねつかみで重症の座骨神経痛を克服しました。その例をお話ししましょう。

姉は、60代から足腰に痛みがあり、電話口でいつもそのつらさを訴えていました。姉に会ったときは、しびれて痛む左足をひきずり、つえにすがるような状態でした。

大橋先生はなんとかしてやりたいと思い、すぐにすねつかみを教えました。姉は、すねつかみをやると足腰が楽になるので、数カ月問、暇さえあれば一生懸命やったそうです。そして、続けるほどに、足腰の痛みや、左足のしびれが軽減し、普通に生活できるようになったのです。

脊柱管狭窄症と座骨神経痛で半年以上苦しんでいたTさん(40代・男性)も、「すねつかみ」で痛みが緩和した1人です。

Tさんは右ふくらはぎの痛みが強く、電車で立っているのもつらい状態でした。マッサージも鍼も効果がなく、湿布薬だけが頼りだったそうです。

そんなTさんから相談を受けて「すねつかみ」を教えたところ、1カ月で痛みが取れ、湿布薬を外せるようになりました。長く立ったり歩いたりしても、痛みを感じなくなったそうです。

脊柱管狭窄症や座骨神経痛は、体のゆがみに起因しています。そういう痛みに、「すねつかみ」はよく効きます。最初は硬くて、うまくつかめない人が大半でしょう。私もそうでした。しかし、続けるうちにだんだんすねの筋肉がやわらかくなり、つかんで上に引っ張れるようになります。

「すねつかみ」をすると、足の張りやむくみも取れてきますから、足がむくみやすい人、疲れやすい人にもお勧めします。すねの筋肉が硬いと、腰痛だけでなく、転倒やねんざ、骨折など、事故のもとになります。ですから腰痛がなくても、すねつかみをして、すねをやわらかくしておくといいでしょう。