体の外側から老廃物を出す「大根おろし風呂」

春から夏にかけてのちょうど今ごろの季節は、1年のうちで、最も体が活発に動き出すときです。一方で、この時期に肌の調子が悪くなったり、疲れやすくなったりと、体調がスッキリしないことも多いものです。

秋口にも同じようなことが起こりますが、原因は、冬や夏の間に、体にたまった老廃物(毒素)にあるようです。

老廃物とは、体に栄養が取り込まれた後に体に残る、不要な物質の総称です。これがたまると全身の代謝が落ち、血液やリンパの流れが悪くなり、肥満や肌トラブルの原因になるのです。また、内臓の機能や自律神経のバランスもくずれて、健康を害しやすくもなります。

最近では、老廃物を体の内側から出すために断食を行う人もいますが、体の外側から老廃物を出す方法があるのをご存じでしょうか。それは、「大根おろし風呂」という方法です。その名のとおり、大根おろしを入れた浴槽につかる入浴法です。

では、なぜ大根おろし風呂に入ると、老廃物が出るのでしょうか。まず、大根おろしには、イソテオシアネートという酵素がたくさん含まれ、その酵素が老廃物を排出してくれると考えます。大根おろしを入れたお湯につかると、酵素の働きで毛細血管が刺激されて、老廃物が皮膚の表面近くまで浮き出て、汗も出やすくなるのです。

大根おろしは、絹の袋に入れて浴槽に浮かべます。このお風呂に入っているときに、大根おろしの入った袋で、体を下から上に優しくこすりましょう。絹の袋を使うのは、皮膚に過剰な刺激を与えないためです。

こうして体をこすると、毛穴が開いて、汗といっしょに大量の老廃物が浴槽のお湯に流れ出ていきます。根こそぎ老廃物が出れば、体調はよくなるでしょう。肌は若返り、やせやすくなることが、たった1回の入浴で期待できるのです。