アイヌ民族の伝承で鎮痛や止血に使われた「イタドリ」

年を重ねていくと、どうしても避けて通れないのが、関節の痛みです。特に多いのが、腰、ひざ、肩の痛みでしょう。

厚生労働省が発表した平成2年国民生活基盤調査によると、男性の自覚症状の1位が腰痛、2位が肩こり、5位が手足の関節の痛みです。女性の場合は、1位が腰痛、2位が肩こり、3位が手足の関節の痛みという結果が出ました。

このように、ありふれた症状だからこそ、適切な処置をせずに我慢をしてしまうケースが少なくありません。関節に痛みを感じると、まずは自宅でじっとして、安静にしていませんか?

もちろん、時と場合によっては、安静にすることも必要です。しかし、長期間、体を動かさずにいると、関節がこわばってしまい、ますます行動が制限されるという悪循環に陥るのです。

関節痛を自覚したら、まずは整形外科などを受診し、適切な処置を受けることをお勧めします。そのうえで、補助的な役割として、サプリメントなどを利用するのも有効でしょう。その際にお勧めしたいのが、「イタドリ食品」です。

イタドリとは、北海道から東北地方に自生するタデ科の多年生植物。その根茎を乾燥させたものは、虎杖根と呼ばれる生薬(漢方薬の原材料)で、緩下・利尿作用があるとして、便秘や腎臓炎などに用いられます。

この健康食品には、通常のイタドリよりも高く育ち、2倍近くの大きな葉をつける、オオイタドリという種類のものが用いられています。

オオイタドリには、鎮痛・止血作用があるとされ、北海道のアイヌ民族が痛みの民間療法として利用してきたという伝承があります。「痛みを取る」がなまり、その名前の由来となったといわれているのです。

実際、ラットやマウスによる実験により、オオイタドリの鎮痛作用、抗炎症作用、抗アレルギー作用が確認されたという報告もあります。

アイヌ民族の伝承や、動物実験による報告からもイタドリが関節痛に有効であると推測されますが、私が注目したいのは中和剤としての役割です。