血液の主要成分が作られる骨髄

骨と血液には密接な関係があります。というのも、骨は血液の主要成分である赤血球や白血球、血小板の「製造工場」なのですから。

白くてかたい骨は、サラサラ流れる血液とは対極のもののような印象があるでしょう。だから、血液が骨から生まれるなんて聞くと、ちょっと不思議な感じがするかもしれません。

たしかに、みなさんがイメージする白い骨自体が血球を生みだしているわけではありません。正確には、骨の中央を満たしているやわらかい組織、骨髄が造血器官として働いているのです。

赤血球、白血球、血小板は、形も働きもまったく異なりますが、もとをたどれば同じもの。骨髄の造血幹細胞から生まれ、分化したものです。

だから、骨-正確にいえば骨髄の造血機能がきちんと働いていることが、きれいで、健康な血液をつくる大前提といえます。

白血病や再生不良性貧血といった、いわゆる”血液のがん”は、骨髄の造血機能が、なんらかの理由で正常に
働かなくなったために起こります。

白血病は、未熟な白血球が骨髄の中で異常に増殖し、正常な白血球細胞の増殖が抑えられてしまう病気。再生不良性貧血は、造血幹細胞が減少し、赤血球、白血球、血小板がいずれもいちじるしく減少してしまう病気です。