F1種より在来種の野菜がおすすめ

私は一昨年から自分で畑を開墾し、野菜を育てているのですが、無肥料ですと、無農薬でもそこまで害虫が発生することはなく、野菜の味がとても素直でおいしいのです。しかも土の中で栄養分を探して根がどんどん伸びるので、肥料を与えるよりかえって栄養価が高くなることも多いようです。

私の畑はまだまだですが、もっと土が整ってくると、フカフカになって根も伸びやすくなるそうです。無肥料歴40年の農家の畑では、小松菜の根が4mも伸びていることもあるとか。りんご農家の木村秋則さんのりんごは、肥料を与えていないのに、亜鉛が通常の20倍も含まれているそうです。安全性の面からも栄養の面からも、私はだんぜん無肥料野菜をオススメします。

もうひとつ、私がこだわっているのは「種」です。最近の野菜は、ほとんどが「F1種」という品種改良された一代交配種。画一的な形と味と収穫量で失敗が少ないのですが、この種からできた作物から種を取っても、次世代では性質がガタッとくずれてしまうので、毎年、種を種屋さんから買うことになります。

それに対して「在来種」は、農家が10年以上種取りを続けて、品種改良せずに命をつないできた種です。命の連続性のある種で、人工的な操作が加えられていないので、種取りをくり返すことによって、その畑の土に適応し、その畑ならではの味わい深い作物ができるようになるのです。私の畑でも、在来種の種から種取りをしています。

できるかぎり、無農薬・無肥料で在来種の野菜を食べるようにすると、体の中の野生がよみがえり、自然治癒力が高まる気がしています。