血管年齢が実年齢より10歳以上上の場合は要注意

血管の老化を進める4大原困は、高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙です。この4大要因には、東京医科大学八王子医療センター循環器内科教授の高沢健二先生が、「3倍の法則」と呼んでいる法則が当てはまります。

高血圧の人は、高血圧でない人に比べて、血管のトラブルを起こす危険性が3倍になります。加えて、糖尿病による高血糖であればさらに3倍なので、9倍になります。これに、脂質異常症があればさらに3倍、喫煙をしていればさらに3倍も危険性が高まるのです。

血管年齢のチェック項目のうち、「手足が冷たく、しびれた感じがある」というのは、血液がドロドロになり、血流が悪くなっていることを示す特徴です。

日ごろから、余計な脂肪や悪玉コレステロールをため込むような生活を送ると、血管の硬化を進行させます。ほかに、ストレスの多い生活も血管状態を悪化させます。

チェック項目の、「電話が鳴ったら、すぐに取らないと気が済まない」といった性格も、実は、血管の硬化と関連があります。こうしたせっかちな性格は、血管に悪い影響を与えるのです。

チェックリストで点数計算をして、10歳以上、血管年齢が実年齢よりも上のかたは、要注意です。血管に悪い生活習慣がないかどうか、自分の生活をもう一度見直してみる必要があるでしょう。

また、血管年齢が、実年齢より20歳上のかたは、病院に行き、問診および検査を受ける必要があるでしょう。

そして、ぜひ強調しておきたい重要なポイントがあります。

食事や運動などにさまざまな配慮をして、血液をサラサラにし、血管を若々しく保つ努力することは、もちろん大切です。しかし、いくら日常生活に気を配っていても、「努力しているから自分は心配ない」と過信しないでほしいのです。

血管年齢のチェックリストで、血管年齢が年齢相応という答えの出た人も、健康を過信せず、定期的に健康診断を受けてみてください。

血管年齢のチェックリストは、自分の体の状態を見分ける一つの目安とはなります。とはいえ、血圧、総コレステロール値、空腹時血糖値、ヘモグロビンAICの数値が、今どのくらいなのか、把握することがとても大事です。

それぞれの数値が基準値を超えているようなら、担当医と相談し、適切な治療や指導を受けることをお勧めします。

なかには、生活習慣病というものは、その名のとおり、生活習慣を変えれば治ると信じて、健康診断すら受けない人がいるものです。しかし、それは、非常にリスクの高い行為であると認識してください。

現在では、簡単に数値が調べられるようになっていますから、少なくとも1年に1度は、きちんとした検査を受けて、各数値を把握しておきましょう。