肩こりにも腰痛にも効く1円玉療法

◇1円玉をはった場所が温かくなる

整体師の長谷川さんは、今年の4月から、『1円玉で病気を治す本』(マキノ出版)を参考に、「1円玉療法」を自分の患者さんに勧めています。

「鍼やお灸が怖い」という患者さんに、1円玉療法はぴったりだと思ったからです。

患者さんには、まず状態に応じたマッサージを施します。それから、軽く押したときに痛みを感じる圧痛点を中心に1円玉をはります。

1円玉は、入浴時を除き、数日間はりっ放しで大丈夫と伝えています。

肩こりの患者さんは10人ほど試しましたが、急性・軽度の場合によく効きました。長谷川先生の母は、朝、すでにこっている肩に1円玉をはると、昼には軽くなるそうです。

肩こりでは、圧痛点の周辺が硬くこっている場合が多いのですが、1円玉をはり続けていると、数日で肌に弾力が戻ります。1円玉をはっている場所が温かくなるという患者さんもいました。

重度・慢性の肩こりは、効果が出にくいようです。それでも、続けている人の肩は少しずつ柔らかくなっています。

ギックリ腰やひざ痛の痛みにも、1円玉療法は効果があるようです。ギックリ腰の患者さんは今までに8人に試してみましたが、皆、4日ほどで痛みが消えました。

ひざ痛は、長谷川先生自身が効果を体感しています。長谷川先生は古傷が原因で、冷房の効いた部屋にいると両ひざが痛んでいました。

しかし、1円玉をひざにはり、その上からサポーターを当てると、2日で痛みが軽減したのです。

1円玉療法は、特に急性の痛みに対しての鎮痛効果が高いように思います。だいたい3~4日で、多くの患者さんの痛みが軽減しています。

また、痛みやこりが強い人ほど、1円玉を当てた箇所の肌が黒ずみやすいようです。

最近は、1円玉の代わりに、アルミの板を2cm四方に切ったものを使うこともあります。肩こりの患者さんは、アルミの当たる範囲が広がるため、具合がいいようです。はった直後は冷たかったが、徐々に温まり、血行がよくなったように感じる、と言う人もいました。

長谷川先生は、この先も、患者さんと一緒に1円玉療法を試していくつもりです。

◇弘漢療法院院長 川村昇山先生の解説

1円玉療法は、筋肉や神経に原因がある症状によく効きます。私の経験でも、ゴ屑こりやひざ痛などに対して大きな効果を感じています。

特に、軽い肩こりであれば10分ほどで取れてきます。

1円玉と同じ素材であるアルミニウムの板を利用しての治療は、非常によい工夫だと思います。1円玉療法は鍼灸治療やマッサージと並行して行っても、問題はありません。ぜひ、いろいろとお試しください。