情緒不安定なときのアロマセラピー

イライラする、気分のムラがはげしい、不安感がつのるといった症状は閉経前後の女性にありがちな、いわば心の更年期症状のようなもの。これらもすべてホルモン状態の激変に伴う、自律神経の失調から生じていると考えられます。

精油の芳香成分は、人間が自分ではコントロール不可能な自律神経系に直接働きかけ、それが正常に機能するよう促す力を持っています。その力を十分に活用するためには、それぞれの精油の持つ効能や成分構成を検討して、自分の症状にふさわしい精油を的確に選ぶという作業が必要になります。

ちょっとした気分のアップダウン程度なら特に問題はありませんが、人によってはちょっとした不安がどんどんつのって、パニック状態に陥ってしまうケースもあります。こうした不安発作に対する 急ケアとしては、自分の気持ちが落ち着く精油の香りの吸入が効果的。自分の好きな精油をいつも持ち歩いて、気分が落ち着かなくなってきたら、さっととり出してハンカチやティッシュに1滴つける、あるいはそのままボトルから直接香りをかぐという方法でパニック発作を防ぎましょう。

不安症状の緩和に効果の高い精油としては、イランイラン油、真正ラベンダー油、ネロリ油などがあり、特にイランイラン油は頻脈や過呼吸に、ネロリ油はパニック障害や頻脈に、真正ラベンダー油は神経過敏に有効に働きます。また、柑橘系の精油(スイートオレンジ油、レモン油、グレープフルーツ油など)もパニック発作に有効という報告があります。