ビタミンA・C・Dが免疫力を高める

◇ビタミンDは紫外線で肌でも合成きれる

人の体には、体内に入ってきたウイルスや細菌などの異物を攻撃して排除する「免疫」というシステムが備わっています。免疫力を高めることは、カゼをはじめとする感染症の予防や、さまざまなアレルギー症状の改善などに役立ちます。

免疫力を高める栄養素の代表が、ビタミンCです。免疫にかかわる白血球の一種である好中球の活性を高め、強化する役割を果たしています。また、アミノ酸からコラーゲンが作られるのを助けて粘膜や肌を健康に保ち、ウイルスなどの侵入を防ぐ働きもあります。

ビタミンA(植物にはβカロテンとして含まれ、必要な分だけ体内でビタミンAに変換される)も、免疫力アップに役立つ栄養素。粘膜を丈夫にすることでウイルスなどが体内に侵入するのを防ぎ、感染症への抵抗力を高めます。
ビタミンAを活性化し、体内にとどめる働きを持つ亜鉛を一緒に取ると、効果を最大限に活用することができます。

このほか、免疫にかかわる働きが注目され始めているのが、ビタミンDです。きっかけはアメリカで行われた調査で、重症の結核患者に血中ビタミンD濃度が低い人が多かった、と報告されたことです。

現在では、ウイルスなどに感染したときの免疫の働きをビタミンDが精密に調節しているのではないか、といわれています。

ビタミンDは食べ物から取るほか、紫外線を浴びることによって肌でも合成されています。