のぼせや動悸、頭痛、イライラ、不安感などの更年期障害には頭頂部の「百会」への刺激がお勧め

●更年期の不快症状を改善

女性は、40~50歳代になるとホルモン分泌のバランスがくずれ、更年期障害が起こります。

更年期障害では、のぼせや動悸、頭痛、イライラ、不安感、倦怠感など、さまざまな症状が見られます。この幅広い症状を改善するには、「百会(ひゃくえ)」への刺激をお勧めします。

面会は、三焦経(さんんしょうけい)、胆経(たんけい)、膀胱経、督脈(とくみゃく)、肝経(かんけい)の五つの経絡(けいらく)が集まる箇所です。この五つの経絡は、どれも更年期障害の症状に対応しています。つまり、百会を刺激するだけで、幅広い症状の改善が期待できるのです。特に、のぼせには高い効果があります。

左右の耳の上端から、頭頂部に向けて線を伸ばします。この線と、眉間の中央からまっすぐ伸ばした線が交差する箇所が百会です。ここを、朝晩の1日2回刺激します。

 

 

左右の中指を重ねて、頭の芯へ向かって5・7・5法で刺激します(3~5分間)。ブラシなどで軽くたたいたり、約42℃のシャワーで温めたりするのもよいでしょう(いずれも2~3分間)。

百会の辺りは本来、触ると皮膚の下にすぐ骨を感じる箇所です。しかし、更年期障害に悩まされている人では、肉のような厚みを感じる場合もあります。これは、頭部の気血の巡りが悪く、皮膚と骨の問がうっ血している証拠です。百会への刺激を習慣にすれば、この感触は消えます。