紫外線不足はひ弱なモヤシっ子を生む!

●日本人は紫外線に適応した黄色人種

日ざしも強まり、そろそろ天気予報の話題も紫外線に移るころになりました。

しかし、テレビから聞こえてくるのは、常に紫外線の浴びすぎをいさめる声ばかり。浴びすぎによる害があるなら、不足によって生じる害もあって当然ですが、紫外線不足の危険が報じられることはありません。

その偏った情報により、多大な苦しみを背負っているのが、実は成長期の子供たちです。

考えてみてください。紫外線を一方的に悪者扱いする、現在の風潮が始まったのが昭和50年代のこと。それ以前の子供は日焼けなど気にせず、真夏の猛暑に負けることなく、元気で屋外を走り回っていたのです。

青森県の漁村に生まれた阿保先生の夏の遊び場は、太陽の光がさんさんと降り注ぐ海。5月の連休中から泳ぎ、泳ぎ疲れた体を日光浴で癒しては、日焼けした皮膚の色を競っていたのです。

 

 

しかし、阿保先生は皮膚ガンを発症していませんし、同年代に比べて皮膚の老化が激しいわけでもありません。むしろ、夏にたっぷり太陽光を浴びたから、私は丈夫な人間へと成長することができたのです。

子供は、解糖系エネルギーで細胞を分裂させて成長します。しかし、成長した体を支える骨や筋肉を養い、丈夫にするのは、ミトコンドリアが持続的に生み出す大量のエネルギーです。

私たちが太陽光なしに生きられないのも、太陽光に含まれる紫外線や遠赤外線がミトコンドリアを刺激し、活性化させているからです。そして一生を通じ、太陽光の刺激を最も必要とするのが、体が大きくなる成長期。

それも、たっぷりの刺激で未熟なミトコンドリアを鍛え、必要なときに必要なエネルギーを作れるように、成熟させていかなければならないからです。

一方、乳児期からの紫外線対策が推奨される時代に入ってふえてきたのが、色が白くてひょろ長い、いわゆるモヤシっ子。つまり、紫外線不足は人問としてのひ弱さを生み、その原因はミトコンドリアの抑制によるエネルギーの絶対量の不足にあるわけです。

 

 

近年、そのひ弱なモヤシっ子たちが、体育の時間などちょっとお目様に当たっただけで日射病や熱中症に倒れているそうです。それも、ミトコンドリアの未熟さゆえの現象です。

体には過剰な紫外線の吸収を防ぐしくみがあって、日焼けを作るメラニン色素がその役割を果たします。しかし、慢性的なエネルギー不足にあるモヤシっ子は、こうした生体反応を起こす力が鈍いうえ、太陽光に対するミトコンドリアの適応範囲も狭くなっています。

ですから、体の防御態勢が整う前にミトコンドリアが過活性を起こし、熱で細胞が消耗・突然死して、日射病や熱中症に至るのです。

皮肉なことに、日射病、熱中症の増加が、日本人の太陽嫌いに拍車をかけています。しかし、紫外線から逃げても事態は改善しません。積極的に太陽光を取り込み、ミトコンドリアを鍛えるしかないのです。

その際、忘れてならないのは、私たち日本人が、紫外線に適応した黄色人種だということ。黄色人種は過剰な紫外線を防御するメラニン色素の反応も早いため、そもそも浴びすぎの危険を気にする必要はないのです。

→浴びられるときに太陽を浴びておかないと健康を維持できない