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ジョギングよりウオーキング

大人気の「ジョギング(ランニングを含む)」ですが、もしも「健康維持」を望むのであれば、ジョギングではなく「ウオーキング」をお勧めします。熱心に運動する「アクティブ・スポーツ人口」が中高年に多いことからもわかるように、50代から60代にかけての中高年の人たちには、きつい運動をできることが健康の証だと考える傾向が見られます。

もちろん、運動能力を高めたり、筋力をアップさせたりといったトレーニング効果を求めるのであれば、ジョギングはいちばん身近な方法だと思います。でも、ジョギングのはうがウォーキングよりも健康効果が高いかというと、それは別問題です。実際には、ウオーキングのほうがジョギングよりはるかに健康効果は高いのです。

深い呼吸が行えれば、副交感神経は低下しないので、末梢まで充分な酸素と栄養を供給しながら連動することができます。ジョギングより息を乱さない程度のウオーキングのほうが「健康効果が高い」なんて、信じられないという人もいるかもしれませんが、かつては体にいいと考えられていたことが、医学が発達することによって、実は体によくないことがわかったということはこれまでにもたくさんあります。

現在40歳以上の人は覚えがあると思いますが、昔は運動中に水を飲むのは「疲れやすくなるから」という理由で禁止されていました。でも現在は、トレーニング中の脱水が危険であることが医学的に証明され、トレーニング中は積極的に水分補給をすることが大切だということが常識になっています。

同じく、いまでは体にとって有害なことがわかって行われなくなった「うさぎ跳び」ですが、昔は下半身を鍛えるにはうさぎ跳びがいちばんいいといわれ、階段をうさぎ跳びで昇降するという、いま考えると恐ろしく危険なトレーニングが日常的に行われていました。

スポーツ医学の領域はまだまだ未開拓の部分が多く、どのようなトレーニングが体によくて健康にいいのかということは、いまやっとわかりかけてきたところなのです。