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「脚長差の調整運動」と「8の字ゆらし」

「脚長差の調整運動」は、その名のとおり、足の長さの左右差を調整する運動です。そもそも腰痛の人の多くが、足の長さが左右で違います。これは、股関節の可動域が狭くなって骨盤の位置がずれているためで、その骨盤のずれを、横向きに寝て片足を前に出し、肩を背中側に倒すことで調整します。

短いほうの足を上にして横向きに寝るのが基本です。どちらの足が短いか、自分でわからない場合は、いすに座って足を阻んだときに、組みやすいほうの足を上にしてください。

二、三分、姿勢をキープしたら終了です。体操前には揃っていなかったくるぶしの位置が揃い、足の長さが均等になっているはずです。

一方、「8の字ゆらし」 は、まず、いすに浅く座って、お尻の両脇に両手をつき(または、いすをつかみ)、かかとを少し浮かせます。そして、へそを中心に前後と左右に8の字を描きます。このときにかたを動かすと、椎間板が動かずに、股関節が調整されません。両手をいすにつくのは、肩を動かないようにするためです。

また、できるだけ大きく8の字を描くことで、股関節を支える深層筋が動いて、靭帯が無理なく調整されます。靭帯や、開節を覆う関節包が調整されると、股関節の不安定さが解消されます。

一日に一度、脚長差の調整運動を行ってから8の字ゆらしを行うのがお勧めですが、どちらか一つの運動を続けても効果が期待できます。ただし、痛みが激しいときや、熱感があるときは休みましょう。万が一運動中に痛みが強くなった場合は中止してください。

この二つの運動をくり返し行うと、股関節の位置や動きがよくなります。その結果、脊柱管狭窄症の、腰を反らすと誘発される痛みも出にくくなるはずです。腰のこわばりも取れて、間欠性破行による腰から足にかけてのしびれも改善します。

年だからと決してあきらめずに、ぜひ股関節のゆがみを自分で調整し、脊柱管狭窄症の痛みやしびれを解消してください。