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胆のうポリープ

健康診断や人間ドックの超音波検査で胆のうポリープが見つかる人は少なくありません。多くは良性ですが、がんやがんの前触れのような病変もあります。疑わしい場合は詳しい検査を受け、適切に対処しましょう。

胆のうは肝臓の裏側にある、なすに似た形の臓器です。直径2~3Cm、長さ7~9Cm、容量約50mlの袋状をしており、小さくて目立ちませんが、食物の消化吸収に必要な胆汁の中継点の役割をしています。胆汁は肝臓でつくられる消化液で、脂肪の消化吸収を助ける役目があり、1日に500~800mlほどつくられます。

胆のうはこれをためておく働きをしますが、そのままでは容量が足りないので、濃縮して貯蔵します。そして、胃で消化された食べ物が十二指腸に送られたとき、強く収縮して胆汁を十二指腸に送り出すのです。

胆のうポリープは、胆のうの内側の粘膜から内腔に向かって突き出た病変をいいます。キノコのように茎をもっているもの、茎はあるが形がはっきりしないもの、茎がなく盛り上がっているものがあります。ほとんどは心配のいらない良性ですが、なかにはがんや、がんの前触れのようなものも含まれています。

ポリープが胆のうの出口付近にできたときは腹痛などの症状が出ることもありますが、通常は自覚症状がないため、ほとんどの場合、健康診断や人間ドックの超音波検査で偶然見つかります。胆のうポリープを指摘される人はふえていますが、これは検査装置の精度が向上し、2mm程度の小さな病変も発見できるようになったことが大きな理由です。

日本胆道学会の調査によれば、成人の5~10%は胆のうポリープをもっており、男女とも40~50代に多くみられます。