タグ別アーカイブ: 血圧

ニンジンやヒジキで血液をきれいにしよう

千坂式食療法では、本態性高血圧の原因をこう考えています。陰性×酸性の食べ物を好む人は、血管にその影響が表れます。陰性エネルギーの性質は中心から外へ向かう遠心エネルギーですから血管の肉厚の中心から血管の肉壁と外壁に向かって、肉厚を厚くふやけさせます。そのエネルギー作用によって血管の内径が狭くなるために、血流は悪くなってしまいます。

すると、血液は、全身の細胞の生命維持のために、細くなった血管内を大量の血液を送らなければなりません。ということは、血圧は高くならざるをえません。それが本態性高血圧という病気の姿なのです。血液をきれいにし、ふやけた血管を引き締めて内径を太くするために、陽性×碗性食品の摂取を重視するのです。

陰性×酸性の甘いもの、乳製品、フルーツ、めん類など、それに陽性×酸性の肉や魚など(動脈硬化の原因)を摂らないようにし、野菜やキノコ、お茶などの陰性×碗性食品(陽性×酸性を中和し、動脈硬化の原因を除去する)、根菜や海藻類などの陽性×碗性食品で、取り込まれた酸性を中和します。最終的には、玄米を主食とし、段階的にダイコン、ニンジン、ゴボウ、レンコン、コンプ、ヒジキ、フノリといった陽性×碗性の食品を増やしていくことで、きれいな血液を持ち、免疫機能が旺盛な体質をつくつていきましょう。

一方、低血圧は高血圧の反対で、血管の内圧が弱いために起こります。低血圧の人は、手足が冷え、めまいや立ちくらみがするほか、肩こり、動惇、息切れ、不眠などの症状に悩まされがちです。低血圧には、常日ごろ血圧が低い慢性低血圧と、立ち上がったときにだけ血圧が低くなって立ちくらみがする起立性低血圧の2つがあります。

 

血圧を下げる薬

血圧を下げる薬にはさまざまな種類があります。最初に処方される薬は、「効果が安定している」「副作用が少ない」ことが条件です。この条件を満たす薬として現在、処方されているのは、カルシウム括抗薬、アンジオテンシンⅡ受容体括抗薬(ARB)、アンジオテンシン変換酵素阻害薬、飢遮断薬、β遮断薬の5種類です。なかでも、カルシウム括抗薬とARBは、安定した降圧効果があり、副作用が少ないので多く処方されています。

降圧薬は1日1回、朝の服用が原則です。薬の効果は24時間で、これ以上経過すると効果が落ちていきます。月曜日に脳梗塞や脳出血で倒れる人が多いのですが、これには土日の薬の飲み忘れが関係している可能性があります。

降圧薬治療にあたっては、血圧目標値までしっかり下げることが重要です。降圧薬は通常1種類から始めますが、十分な降圧が見られない場合は、作用機序の異なる薬を追加していきます。降圧薬の多くは血管を拡げて血圧を下げますが、その機序は薬によって異なっています。1種類の薬で効果が不十分な場合は、中等度量で種類の異なる薬を組み合わせるのが、処方の主流になっています。多剤を併用することによって、副作用を軽減できる場合もあります。

現在、降圧薬治療をしている人の7割が、2種類以上の降圧薬を飲んでいます。カルシウム括抗薬+ARB、カルシウム括抗薬またはARB+利尿薬の組み合わせがよく用いられています。

ただし3剤併用した場合でも期待できる降庄値は、上の血圧で20mHg、下の血圧で11~20mmHg程度です。血圧を30mmHg下げようとすると、4剤以上が必要になることがあります。種類が多ければ薬剤費と副作用頻度は高くなります。しかし、多剤併用が必要な人は重症高血圧のことが多く、中途半端な降圧をするよりは、きちんと血圧を下げるほうが安全です。

 

家庭血圧とクリニック血圧

1日の血圧変動には一つのパターンがあります。正常血圧では一般的に「昼は高く、夜になると昼の1~2割低くなる」という日内リズムがり、これを繰り返しています。

ところが、夜になっても血圧が下がらない(夜間非降圧型)、あるいは逆に夜に上がってしまう(夜間昇圧型)人がいます。

また、起床に伴ってだれでも血圧は上昇します。7割くらいの人は1日のうちで起床後1時間以内の血圧が最も高くなります。しかし、異常に高くなる(早朝高血圧)、あるいは夜間からの上昇幅が大きい(モーニングサージ)人がいます。

職場では血圧が高いけれどクリニックで測ると低くなる(仮面高血圧)人もいます。夜間非降庄型、夜間昇庄型、早朝高血圧、モーニングサージ、仮面高血圧は、いずれも心臓病や脳卒中リスクと関連します。クリニック血圧は高くなくても、朝方の血圧が高いことはまれでありません。心臓病や脳卒中を予防するためには、クリニック血圧以外の血圧も視野に入れることが必要です。自分で血圧を測り、ご自身の血圧変動リズムがわかれば、よりよい血圧管理ができます。

自分の血圧の日内変動を知るには、病院に行ったときに血圧を測定するだけでは不十分。家庭で規則的に血圧を測ることがすすめられます。家庭で測る血圧を「家庭血圧」といいますが、家庭血圧を測定することによって、クリニック血圧ではわからない、本当の血圧値を知ることができます。

一般的に家庭血圧は、クリニック血圧よりも低い数値を示します。しかし反対に、クリニック血圧よりも数倍が高かったという人が15%程度いることがわかっています。