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血流は私たちの体にとって「ライフライン」

血流が大切なのは、なにも「悪いと病気になるから」というだけの理由ではありません。持てる力を最大限に発揮するには、「血流がいい」ことが必要不可欠なのです。

たとえば、脳が働くには大量のブドウ糖と酸素を必要としますが、脳に充分な栄養と酸素を運んできてくれるのは血流です。血圧が低下したときに脳貧血を起こすことがありますが、これも血圧が低下したために血流が悪くなり、脳細胞に充分な栄養が供給されなくなったことが原因です。ですから、脳がその能力を充分に発揮するためには、「血流がいい」ことが必要不可欠な条件なのです。

同様にスポーツ選手が高いパフォーマンスを出すためにも「血流がいい」ことは必要不可欠です。筋肉細胞が機能を発揮するためにも、充分な栄養と酸素が必要だからです。

筋肉はすべて毛細血管で被われ、毛細血管を通して栄養が供給されています。血管は太いものも細いものもすべて自律神経の支配下にあり、収縮・弛壊しているので、毛細血管も自律神経のバランスが悪くなると血行が悪くなります。毛細血管は細いので、その影響は太い血管以上に大きく、血行が悪くなると筋肉はすぐに硬直してしまいます。

筋肉が硬くなったとき、私たちはその「凝り」をとるために、揉んだり、マッサージしたりしますが、実はあれは筋肉がほぐれるから凝りが解消するのではないのです。筋肉を挟むことでそこに走っている毛細血管の血流が促され、その結果として凝りが解消されているのです。問題は筋肉ではなく、血流にあるのです。

足裏マッサージで全身の体調がよくなるのは、まさにこの典型といえます。足の裏には大きな筋肉があるわけではありません。それなのに足裏のマッサージをすると脚全体のむくみが解消され、さらには全身の調子までよくなります。これは、心臓から遠く、もっとも血流が悪くなりやすい足の裏をマッサージすることで毛細血管に生じた血流の停滞、「うっ血」が解消されるからです。そして、うっ血が解消されることによって、栄養の供給と老廃物の排泄がスムーズにいくようになるので、むくみがとれ、全身の体調もよくなるのです。

血流は私たちの体を構成する細胞にとって、文字どおり「ライフライン」です。血流がスムーズに流れれば、体の機能はすべてがうまくいき、血流が悪くなれば体の機能はすべて低下します。