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骨盤のゆがみは健康の大敵

最近、「骨盤のゆがみ」 が美容やダイエット、健康の大敵だということが、広く知られるようになりました。では、骨盤のゆがみとはいったい、どのような状態を指すのでしょうか。

骨盤は、内臓を守る役割があるため、多くの太くで強い筋肉によって支えられ、守られています。そのため、骨の形そのものは大きなゆがみは生じにくい構造ですが、骨盤を支えている周囲の筋肉のバランスがくずれてしまうことによって、骨盤の小さなずれや、位置の傾きが生じてしまいます。これが、一般にいう「骨盤のゆがみ」です。

骨盤周りの筋肉は、歩く、走る、座る、立つといった、日常動作のほとんどにも、深くかかわっています。そのため、疲労の蓄積や故障が多くなりがちで、老化や運動不足による筋力の低下も、真っ先に表れます。また、足を組んで座る、ネコ背、片足に重心をかけて立つなど、日常の何気ない動作の癖や悪い姿勢の影響で、筋肉にアンバランスが生じてしまうのです。

骨盤周囲の筋肉群のバランスが悪くなれば、当然、骨盤がゆがみます。例えば、腹部や骨盤前面の筋肉などが弱くなると、筋肉の力だけでは上半身を支えきれなくなり、姿勢のバランスを取るために、胸が前かがみになるとともに、骨盤が後傾(後ろへ倒れること)します。

すると、背骨が丸くなり、姿勢も悪くなって、正しい姿勢を維持する筋肉を使わなくなります。筋肉はさらに弱まり、その結果、おなか周りに脂肪がつきやすくなつて、「ドラム缶体形」 へとまっしぐらです。

また、筋力が弱ることで、横隔膜や筋肉からの不自然な圧迫を受け、内臓機能が低下します。さらに、血液などの流れも悪くなり、冷えや新陳代謝の低下の原因にもなります。それが、便秘、生理痛、生理不順、むくみ、肌荒れなどの、さまざまな不調につながるのです。

さらに、骨盤周りや体幹(胸部から腹部にかけての体の中心部)の筋肉は、連動して動いています。ですから、骨盤がゆがんで筋肉のバランスが悪くなると、体の動きがスムーズにいかなくなったり、こりや痛みを生じたりします。肩こりやひざ痛など、骨盤から離れた部位の不調の原因が、骨盤のゆがみにあるというのも、よくあることなのです。